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NUTRIENT GUIDE

栄養素・成分ガイド/ビタミンK

ビタミンKとは?体での働き・多く含む食品・摂取量の目安

ビタミンKは、血液を固める働きや骨の形成に必要なたんぱく質の働きを助ける脂溶性ビタミンです。納豆、緑色の野菜、植物油などに含まれています。

この記事では、まず体での働きと食品を紹介します。その後で、1日に摂る量の目安、K1・K2の違い、服薬中の注意を確認します。

ビタミンKは、何のために必要?

ビタミンKは、血液が固まるときに必要なたんぱく質や、骨の形成に関わるたんぱく質を体内で働かせるために必要な脂溶性ビタミンです。

食品に含まれる主な種類にはK1とK2があります。食事摂取基準では両者の合計量をビタミンKとして扱うため、最初から種類ごとの量を足し引きする必要はありません。

どんな食品に含まれる?

納豆、ほうれんそう、ブロッコリー、植物油、わかめなどに含まれます。食品の状態や普段食べる量が違うため、100g当たりの値だけで順位を決めないようにしましょう。

μg(マイクログラム)は1gの100万分の1です。可食部とは、通常は食べない部分を除いた部分を指します。

たとえば糸引き納豆を仮に40g食べる場合、表の値から計算するとビタミンKは240μgです(600μg × 40g ÷ 100g)。40gを一食の推奨量とする計算ではありません。

食品100g当たりのビタミンK

食品名 状態 ビタミンK 単位 比較の注意
糸引き納豆(04046) 糸引き納豆 600 μg 発酵食品・可食部100g当たり
ほうれんそう(06267) 葉・通年平均・生 270 μg 生・可食部100g当たり
ブロッコリー(06263) 花序・生 210 μg 生・可食部100g当たり
なたね油(14008) 植物油脂類 120 μg 油脂・可食部100g当たり
わかめ(09041) 乾燥わかめ・素干し・水戻し 110 μg 水戻し・可食部100g当たり

注:すべて可食部100g当たりの値です。食品の状態により成分値は異なります。食品の実際の摂取量、商品ラベルの1食分・1日目安量とは区別してください。

1日にどのくらい必要?

食事摂取基準では、ビタミンKに「目安量」が示されています。目安量は一定の栄養状態を維持するのに十分と考えられる量で、個人の不足を診断する境界値ではありません。

ビタミンKの食事摂取基準

年齢区分 男性 目安量 女性 目安量 単位
0〜5か月 4 4 μg/日
6〜11か月 7 7 μg/日
1〜2歳 50 60 μg/日
3〜5歳 60 70 μg/日
6〜7歳 80 90 μg/日
8〜9歳 90 110 μg/日
10〜11歳 110 130 μg/日
12〜14歳 140 150 μg/日
15〜17歳 150 150 μg/日
18〜29歳 150 150 μg/日
30〜49歳 150 150 μg/日
50〜64歳 150 150 μg/日
65〜74歳 150 150 μg/日
75歳以上 150 150 μg/日
妊婦 — 150 μg/日
授乳婦 — 150 μg/日

出典:厚生労働省「日本人の食事摂取基準(2025年版)」報告書・脂溶性ビタミンおよびスライド集。必要量を算定できるだけの研究が十分ではないため、健康な集団を対象とした観察研究に基づいて目安量が設定されています。原典の脂溶性ビタミン章を確認してください。

不足や摂りすぎで、何に気をつける?

年齢や治療の状況で注意点が異なる

通常の食生活を送る健康な成人では、ビタミンK不足はまれとされています。新生児・乳児は成人と事情が異なるため、個別の対応は小児科など医療専門職の指示に従ってください。

上限量がないことを『無制限に安全』と考えない

食事摂取基準では、天然のビタミンKについて耐容上限量は設定されていません。これは、サプリメントなどを量に関係なく安全に摂れるという意味ではありません。商品表示を守り、複数商品の重複を確認してください。

血液を固まりにくくする薬のうちワルファリンを服用している人は、納豆・青汁・クロレラなどの摂取について医師と相談するよう案内されています(出典:医薬基盤・健康・栄養研究所「『健康食品』の安全性・有効性情報」ビタミンK)。該当する薬を使用している人は、納豆や青汁、サプリメント等を自己判断で増減せず、医師・薬剤師の指示を確認してください。

よくある質問

食事摂取基準のビタミンKはK1とK2のどちらですか?

2025年版の食事摂取基準では、フィロキノン(ビタミンK1)とメナキノン類(ビタミンK2)を区別せず、両者の合計量として目安量を示しています。

食品表の数値は一食分の量ですか?

食品表の数値は可食部100g当たりのビタミンK量です。ほうれんそうは「葉・通年平均・生」、ブロッコリーは「花序・生」、なたね油は「植物油脂類」といった状態で収載されています。実際の一食分や商品に表示される一日目安量とは別の単位のため、混同しないよう確認してください。

納豆と野菜はそのまま比較できますか?

どちらも可食部100g当たりの値として掲載していますが、食品の状態や実際に用いる量は異なります。食品番号、状態、対象量を確認して比較してください。

商品は何を確認して比べればよいですか?

ビタミンKは、食事摂取基準がフィロキノン(K1)とメナキノン類(K2)を区別せず合計量で示す一方、商品ではK1・K2など形態を分けて表示している場合があります。比べる際は、成分名、形態、1日目安量当たりの表示、単位、原材料、出典・確認日を確認してください。複数の商品を使う場合は、成分の重複も確認しましょう。

COMPARE WITH EI YO

表示量だけでなく、成分名と対象量を比べる。

商品を比べる前に、ビタミンKの成分名、K1・K2等の形態、1日目安量当たりの表示、単位、原材料、出典・確認日を確認しましょう。カタログでは、成分表示を出典と照合した商品だけを対象に、表示を確認できます。照合は、安全性や有効性を保証するものではありません。

メーカーが示す1日目安量は、個人に不足している量を意味しません。商品表示の使用方法と注意事項を確認してください。

ワルファリンを服用中の方は、自己判断で追加・変更せず、医師・薬剤師に相談してください。

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REFERENCES

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更新履歴
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  • :WordPress最終更新日(変更内容の記録なし)

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編集・データ確認:えいようナビ編集部。資料確認日:2026年9月16日。公的資料と食品成分データベースを確認し、初めて読む方が基本と食品から理解できる順序に整理しています。専門家監修や個別の診断・栄養指導を示すものではありません。

  1. 厚生労働省「日本人の食事摂取基準」
  2. 厚生労働省「日本人の食事摂取基準(2025年版)」策定検討会報告書
  3. 厚生労働省「日本人の食事摂取基準(2025年版)」報告書・脂溶性ビタミン(169〜171頁、欠乏・過剰摂取に関する記載を確認。新生児メレナ、特発性乳児ビタミンK欠乏症の名称は170頁に記載)
  4. 厚生労働省「日本人の食事摂取基準(2025年版)」スライド集
  5. 文部科学省「食品成分データベース」(日本食品標準成分表(八訂)増補2023年)

成分の違いを、並べて確認。