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NUTRIENT GUIDE

栄養素・成分ガイド/カリウム

カリウムとは?体での働き・多く含む食品・摂取量の目安

カリウムは、体液のバランスや神経・筋肉の働きに関わるミネラルです。野菜、果物、豆類など、さまざまな食品に含まれています。

この記事では、まず体での働きと身近な食品を紹介します。その後で、目安量と目標量の違い、腎臓の病気や服薬がある場合の注意を確認します。

カリウムは、何のために必要?

カリウムは、細胞内の水分や酸性・アルカリ性のバランスを保ち、神経から筋肉へ情報が伝わる働きにも関わるミネラルです。

食事摂取基準には「目安量」と「目標量」があります。二つは目的が違うため、まず食品を知り、その後で表の意味を確認します。

どんな食品に含まれる?

大豆、ほうれんそう、アボカド、えだまめ、バナナなどに含まれます。乾燥大豆とゆでた豆のように水分量が違う食品は、100g当たりの値をそのまま比べないことが大切です。

mg(ミリグラム)は1gの1,000分の1です。可食部とは、皮など通常は食べない部分を除いた部分を指します。

たとえば生のバナナの可食部を仮に100g食べる場合、表の値ではカリウムは360mgです。皮を含む重さではなく、食べられる部分の重さで考えます。

食品100g当たりのカリウム

食品名 状態 カリウム 単位 比較の注意
黄大豆(04023) 国産・乾 1,900 mg 乾燥状態・可食部100g当たり
ほうれんそう(06267) 葉・通年平均・生 690 mg 生・可食部100g当たり
アボカド(07006) 生 590 mg 生・可食部100g当たり
えだまめ(06016) ゆで 490 mg ゆで・可食部100g当たり
バナナ(07107) 生 360 mg 生・可食部100g当たり

注:すべて可食部100g当たりの値です。食品の状態により成分値は異なります。食品の実際の摂取量、商品ラベルの1食分・1日目安量とは区別してください。

1日にどのくらい必要?

「目安量」は一定の栄養状態を維持するのに十分と考えられる量です。「目標量」は生活習慣病の発症予防を目的に、現在の日本人が当面目標とする量です。どちらも商品の使用量を決める数値ではありません。

カリウムの食事摂取基準

年齢区分 男性 目安量 男性 目標量 女性 目安量 女性 目標量 単位
0〜5か月 400 — 400 — mg/日
6〜11か月 700 — 700 — mg/日
1〜2歳 900 — 800 — mg/日
3〜5歳 1,100 1,600以上 1,000 1,400以上 mg/日
6〜7歳 1,300 1,800以上 1,200 1,600以上 mg/日
8〜9歳 1,600 2,000以上 1,400 1,800以上 mg/日
10〜11歳 1,900 2,200以上 1,800 2,000以上 mg/日
12〜14歳 2,400 2,600以上 2,200 2,400以上 mg/日
15〜17歳 2,800 3,000以上 2,000 2,600以上 mg/日
18〜29歳 2,500 3,000以上 2,000 2,600以上 mg/日
30〜49歳 2,500 3,000以上 2,000 2,600以上 mg/日
50〜64歳 2,500 3,000以上 2,000 2,600以上 mg/日
65〜74歳 2,500 3,000以上 2,000 2,600以上 mg/日
75歳以上 2,500 3,000以上 2,000 2,600以上 mg/日
妊婦 — — 2,000 2,600以上 mg/日
授乳婦 — — 2,000 2,600以上 mg/日

出典:厚生労働省「日本人の食事摂取基準(2025年版)」報告書・多量ミネラルおよびスライド集。目安量と目標量の区別、年齢・性別・妊娠・授乳の区分を確認してください。原典の多量ミネラル章を確認してください。

不足や摂りすぎで、何に気をつける?

不足時に指摘されている点

厚生労働省の報告書では、下痢、多量の発汗、利尿剤の服用の場合を除き、通常の食生活でカリウム欠乏を起こすことはまずないとされています。

摂りすぎについて指摘されている点

腎機能が正常であれば、サプリメント等を使用しない限り過剰摂取になるリスクは低いと考えられるため、カリウムの耐容上限量は設定されていません。ただし、厚生労働省の報告書およびe-ヘルスネットでは、特に高齢者では腎機能障害や糖尿病に伴う高カリウム血症に注意が必要と説明されています。個別の健康状態、治療、服薬に関わる判断が必要な場合は、医療専門職に相談してください。

注:このページは一般的な情報です。個別の摂取制限や商品利用についての診断・治療・高用量の推奨は行いません。

腎臓の機能が低下している人や、一部の薬を使用している人は、カリウムを制限するよう指示される場合があります。一般向けの目標量を自分に当てはめず、医師・管理栄養士の指示を優先してください。

よくある質問

目安量と目標量はどちらを確認すればよいですか?

カリウムでは両方が年齢・性別別に示されています。表の指標欄を確認し、目安量と目標量を同じ意味として扱わないようにしてください。

食品表の数値は一食分の量ですか?

食品表の数値は可食部100g当たりです。黄大豆は「国産・乾」、ほうれんそうは「葉・通年平均・生」、えだまめは「ゆで」といった食品の状態も併記しています。実際の一食分や商品に表示される一日目安量とは別の単位のため、混同しないよう確認してください。

乾燥食品と生の食品はそのまま比較できますか?

食品の状態によって水分量と成分値の見え方は異なります。食品番号と状態を確認し、同じ状態・同じ単位で比較してください。

商品は何を確認して比べればよいですか?

商品表示の「1日目安量」は、食事摂取基準の目安量・目標量とは別に、メーカーが定めた量です。そのうえで成分名・表示量、原材料、単位、出典・確認日を分けて確認してください。複数の商品を使う場合は、成分の重複も確認しましょう。

COMPARE WITH EI YO

表示量だけでなく、単位と出典を比べる。

商品を比べる前に、カリウムの成分名、1日目安量当たりの表示、原材料、単位、出典・確認日を確認しましょう。成分表示を出典と照合したことは、安全性や有効性を保証するものではありません。

メーカーが示す1日目安量は、個人に不足している量を意味しません。商品表示の使用方法と注意事項を確認してください。

REFERENCES

参考情報・更新情報

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更新履歴
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  • :WordPress最終更新日(変更内容の記録なし)

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編集・データ確認:えいようナビ編集部。資料確認日:2026年9月16日。公的資料と食品成分データベースを確認し、初めて読む方が基本と食品から理解できる順序に整理しています。専門家監修や個別の診断・栄養指導を示すものではありません。

  1. 厚生労働省「日本人の食事摂取基準」
  2. 厚生労働省「日本人の食事摂取基準(2025年版)」策定検討会報告書
  3. 厚生労働省「日本人の食事摂取基準(2025年版)」報告書・多量ミネラル(250、252、254頁、不足・過剰摂取・活用上の留意事項に関する記載を確認)
  4. 厚生労働省e-ヘルスネット「カリウム」
  5. 文部科学省「食品成分データベース」(日本食品標準成分表(八訂)増補2023年)

成分の違いを、並べて確認。