NUTRIENT GUIDE
栄養素・成分ガイド/ビタミンE
ビタミンEとは?体での働き・多く含む食品・摂取量の目安
ビタミンEは、体内で細胞を酸化から守る働きに関わる脂溶性ビタミンです。植物油、ナッツ類、魚、野菜などに含まれています。
この記事では、まず体での働きと身近な食品を紹介します。その後で、1日に摂る量の目安、摂りすぎへの注意、商品表示の読み方を確認します。
ビタミンEは、何のために必要?
ビタミンEは、細胞膜などに存在し、脂質の酸化を防ぐ働きに関わる脂溶性ビタミンです。脂溶性とは、油に溶けやすい性質を表します。
ビタミンEには複数の種類があります。食事摂取基準は、そのうちα-トコフェロールを対象にしています。種類の違いは、食品表や商品表示を読む段階で確認すれば十分です。
どんな食品に含まれる?
植物油、アーモンドなどのナッツ類、うなぎ、かぼちゃ、アボカドなどに含まれます。油や乾燥したナッツは100gを一度に食べるとは限らないため、普段食べる量も考えて見ましょう。
mg(ミリグラム)は1gの1,000分の1です。可食部とは、殻など通常は食べない部分を除いた部分を指します。
たとえば乾燥アーモンドを仮に20g食べる場合、表の値から計算するとα-トコフェロールは6.0mgです(30.0mg × 20g ÷ 100g)。20gを一食の推奨量とする計算ではありません。
食品100g当たりのα-トコフェロール
| 食品名 | 状態 | α-トコフェロール | 単位 | 比較の注意 |
|---|---|---|---|---|
| ひまわり油(14027) | ハイオレイック | 39.0 | mg | 油脂・可食部100g当たり |
| アーモンド(05001) | 乾 | 30.0 | mg | 乾燥状態・可食部100g当たり |
| うなぎ(10070) | かば焼 | 4.9 | mg | 調理済み・可食部100g当たり |
| 西洋かぼちゃ(06048) | 果実・生 | 3.9 | mg | 生・可食部100g当たり |
| アボカド(07006) | 生 | 3.3 | mg | 生・可食部100g当たり |
注:すべて可食部100g当たりのα-トコフェロール量です。食品の状態により成分値は異なります。食品の実際の摂取量、商品ラベルの1食分・1日目安量とは区別してください。
1日にどのくらい必要?
食事摂取基準では、ビタミンEの指標をα-トコフェロールの量で示します。「目安量」は一定の栄養状態を維持するのに十分と考えられる量、「耐容上限量」は摂りすぎによる健康障害を避けるための指標です。
ビタミンEの食事摂取基準(α-トコフェロール)
| 年齢区分 | 男性 目安量 | 男性 耐容上限量 | 女性 目安量 | 女性 耐容上限量 | 単位 |
|---|---|---|---|---|---|
| 0〜5か月 | 3.0 | — | 3.0 | — | mg/日 |
| 6〜11か月 | 4.0 | — | 4.0 | — | mg/日 |
| 1〜2歳 | 3.0 | 150 | 3.0 | 150 | mg/日 |
| 3〜5歳 | 4.0 | 200 | 4.0 | 200 | mg/日 |
| 6〜7歳 | 4.5 | 300 | 4.0 | 300 | mg/日 |
| 8〜9歳 | 5.0 | 350 | 5.0 | 350 | mg/日 |
| 10〜11歳 | 5.0 | 450 | 5.5 | 450 | mg/日 |
| 12〜14歳 | 6.5 | 650 | 6.0 | 600 | mg/日 |
| 15〜17歳 | 7.0 | 750 | 6.0 | 650 | mg/日 |
| 18〜29歳 | 6.5 | 800 | 5.0 | 650 | mg/日 |
| 30〜49歳 | 6.5 | 800 | 6.0 | 700 | mg/日 |
| 50〜64歳 | 6.5 | 800 | 6.0 | 700 | mg/日 |
| 65〜74歳 | 7.5 | 800 | 7.0 | 700 | mg/日 |
| 75歳以上 | 7.0 | 800 | 6.0 | 650 | mg/日 |
| 妊婦 | — | — | 5.5 | — | mg/日 |
| 授乳婦 | — | — | 5.5 | — | mg/日 |
出典:厚生労働省「日本人の食事摂取基準(2025年版)」報告書・脂溶性ビタミンおよびスライド集。食事摂取基準はα-トコフェロールについて算定され、α-トコフェロール以外のビタミンEは含みません。原典の脂溶性ビタミン章を確認してください。
18歳以上の方は、ほかの栄養素の基準も年齢・性別ごとにまとめて見られます(妊娠中・授乳中の値は含みません) 食事摂取基準の早見表
不足や摂りすぎで、何に気をつける?
体調だけで不足を判断しない
ビタミンEの不足は、神経や赤血球などへの影響と関係しますが、体調の変化にはさまざまな原因があります。症状だけから不足を決めつけたり、商品量を自己判断で増やしたりしないでください。
高用量の商品は服薬との関係も確認する
ビタミンEの過剰摂取では、血液が固まりにくくなる可能性が指摘されています。複数商品の重複を確認し、治療中・服薬中、手術を予定している場合などは、利用前に医師・薬剤師へ相談してください。
よくある質問
食事摂取基準のビタミンEは何を対象にしていますか?
2025年版の食事摂取基準はα-トコフェロールについて算定しています。α-トコフェロール以外のビタミンEは含まれません。
食品表の数値は一食分の量ですか?
食品表の数値は可食部100g当たりのα-トコフェロール量です。ひまわり油は「ハイオレイック」、アーモンドは「乾」、うなぎは「かば焼」といった状態で収載されています。実際の一食分や商品に表示される一日目安量とは別の単位のため、混同しないよう確認してください。
ひまわり油とアーモンドはそのまま比較できますか?
どちらも可食部100g当たりの値として掲載していますが、食品の状態や実際に用いる量は異なります。食品番号、状態、対象量を確認して比較してください。
商品は何を確認して比べればよいですか?
ビタミンEは、食品表と食事摂取基準がα-トコフェロールを対象としている一方、商品では複数種類のトコフェロールを合算して表示している場合があります。比べる際は、成分名、形態(α-トコフェロールかどうか)、1日目安量当たりの表示、単位、原材料、出典・確認日を確認してください。複数の商品を使う場合は、成分の重複も確認しましょう。
COMPARE WITH EI YO
表示量だけでなく、成分名と対象量を比べる。
商品を比べる前に、ビタミンEの成分名、形態、1日目安量当たりの表示、単位、原材料、出典・確認日を確認しましょう。カタログでは、成分表示を出典と照合した商品だけを対象に、表示を確認できます。照合は、安全性や有効性を保証するものではありません。
メーカーが示す1日目安量は、個人に不足している量を意味しません。商品表示の使用方法と注意事項を確認してください。
REFERENCES
参考情報・更新情報
編集情報
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更新履歴
- :WordPress公開日
- :WordPress最終更新日(変更内容の記録なし)
変更内容を記録する更新履歴は、今後の更新から掲載します。
編集・データ確認:えいようナビ編集部。資料確認日:2026年9月16日。公的資料と食品成分データベースを確認し、初めて読む方が基本と食品から理解できる順序に整理しています。専門家監修や個別の診断・栄養指導を示すものではありません。